子宮体癌の化学療法であるAP療法という抗がん剤の副作用についてお話します。
AP療の副作用って?
私が受けた化学療法(抗がん剤)は、AP療法というものです。
主なこの抗がん剤の副作用は、こんな感じです。
- 吐き気
- 発熱
- 下痢、便秘
- 骨髄抑制
- 倦怠感
- 脱毛
人によってかなり症状はことなりますが、脱毛はほとんどの人に見られるそうです。
投与直後に出る副作用の症状と、数日から数週間で出る症状があります。
抗がん剤投与直後の副作用の特徴
- 吐き気・・・吐き気止めが進化しているので、昔よりはマシになったとはいえ、結構な確立で出ます。
- 点滴部位の腫れや痛み・・・強い薬を長時間点滴するので出る人が多い
- 尿の着色・・・ドキソルビシンの色の影響が1日程度尿に出ます
- 発熱・・・私はそこまで高い発熱はありませんでした。
抗がん剤投与投与後数日の副作用
- 吐き気・・・当日よりも翌日の方がきつい場合もあり、1週間程度続く人が多いみたいです。
- 倦怠感・・・吐き気止めのステロイドを飲んでいる間は、気づきにくいが切れてくると、倦怠感がきつく感じます。
- 発熱・・・倦怠感とともに発熱があることもあります。
- 便秘・・・結構悩まされます。薬飲んでいるのですが、1週間くらい続きます。
数週間後の副作用
- 脱毛・・・個人差はありますが、投与後2週間ごろから抜け始める人が多いみたいです。
- 骨髄抑制・・・白血球が下がり、感染症などにかかりやすくなります
- 口内炎・・・骨髄抑制の影響でできやすくなります。
AP療法の副作用はざっとこんな感じです。
他にも、腎臓や心臓への影響といった深刻なものもありますので、副作用は我慢せずにお医者さんに相談するのが重要です。いろいろな緩和できる方法を提案してくれます。
抗がん剤は、薬剤によっても違いますし、個人の体質によっても異なりますので、きちんと担当の先生の説明を聞いて、納得して受けることをお勧めします。
私の場合。
副作用に個人差はある。自分はどれくらい酷いのだろうか?
それを事前に知ることはできません。コロナワクチンの副作用もわからないように、やってみないとわからないというのが、正直なところです。
どんな体質の人が、どんな症状がでるのか、、、
私は、花粉症はあるけど、今まで大きな病気はしたことはありませんでした。
手術に若干体力は落ちているけど、平均的な体力はあるほうかと思います。
中肉中背。ちょっとコレステロールが高めで、飲酒好きという影響はあるかもしれません。。
結果的に副作用がどれくらい酷いかは、人と比べようがないから、今でもわかりません(笑)
私の主な症状
1.吐き気
投与当日は、あまり感じず、翌日・翌々日は、「アプレピタント」と「デカドロン」という強力なステロイドの吐き気止めを飲むので、まだ抑えられています。若干、気持ち悪い気がする、、と思い、食欲はありません。ただ、食べないとそれはそれで気持ち悪いので、うどんを中心にゆっくり、ちょとずつ食べていました。
3日目になると吐き気止めの効果がなくなり、吐き気が強くなる気がします。でも食べないでいると、それはそれで気持ち悪いので、うどん又はお粥を少し食べるという感じです。
3回目から回を追うごとに吐き気がひどくなっていきました。
4回目からは、翌日には吐き気止めを飲んでも、気持ち悪い状態が続き、5回目、6回目は当日から吐き気がひどくなるという感じでした。でも一度も嘔吐することはなかったです。
2.倦怠感
実は最も悩まされた症状でした。
最初の内はテレワークをしていたので、吐き気止めで抑えている翌日、翌々日は普通に仕事をしていました。吐き気がひどくなる3日目と4日目は休みをもらっていたのですが、3回目の投与からは、吐き気に加えて倦怠感がひどくなり、起きて仕事ができる状態でなくなってしまいました。とにかく、目を開けていることがつらくて、ずっと横になるしかない状態が3日間ほど続きます。
4回目以降は翌日の午後から会社を休むようになってしまいました。。。
3.便秘
もともと便秘ではない私にとって、慣れていないこともあり、かなり悩まされました。食べていないことも影響しているのか、酸化マグネシウムを飲んでいるにも関わらず、出ない。。。
1週間くらい便秘が続き、解消するころに、副作用の倦怠感が抜けていくといった感じでした。
4.骨髄抑制
抗がん剤は新陳代謝が速い細胞への影響が大きいです。そのため血液をつくる骨髄の働きが抑制され、白血球、赤血球、血小板の量が減少します。白血球が減少すると抵抗力が下がり、感染症にかかりやすくなったり、感染した場合に重症化しやすくなります。
とにかく感染症にかからないようにすることが重要で、コロナに感染しないかと、本当に怖かった
です!
- 生ものは基本NG!
- ヨーグルト、漬物など発酵食品もNG!
- 賞味期限は守る!
- 1日5回歯磨き&うがい!
など、普通にコロナの感染対策をする以外に日々の生活に注意することが多かったです。
それでも、何かしらの影響を受ける人多いみたいで、私は、口内炎ができやすくなったのと、5回目に帯状疱疹にかかってしまい緊急入院するはめになってしまいました。。
しかも、この骨髄抑制の回復が遅いと次の抗がん剤投与ができず、3回延期になってしまいました。
5.脱毛
1回目の投与ではほとんど抜けず、「このままいけるのかしら。」と淡い期待をしたましたが、2回目の3週目あたりに頭皮がヒリヒリしはじめ、2週間ほどすごい勢いぬける期間があり、そのごは徐々に抜けるという感じで、5回目の投与までにほぼほぼなくなりました。
ただ抜けるだけでなく、頭皮が針で刺されたみたいに痛く、心と身体療法でつらかったです。
副作用との付き合い方
投与後1週間はつらいので、「無理しない」と自分で自分に言い聞かせ、「我慢しなくていい」と自分で納得し、会社を休ませてもらい、家事もしなくていいように投与前に準備していました。
- つらくなったら、横になる
- レトルトのお粥と冷凍うどんを常備
- 投与前に家事をすませておき、1週間は何もしない
- 会社を休む
1週間すぎると回復するので、
- 病気のことを考えない
- 限り食べたいものを食べる(生はNGだけど、、、)
- 普通に過ごす
- コロナを気を付けながら楽しいことをする
という感じで過ごしていました。
一人暮らしの私としては、心細くなることもあり、そんなときは漫画読んだり、YouTubeみたりして、できるだけリラックスできるようにすることで、副作用のつらさを和らげていました。
それでもつらかったのは、やっぱり脱毛かな、、、
でも、生えてくる!と今ならいえる。
まとめ
今回は私が体験したAP療法の副作用についてでしたが、私自身が不安でいろんな人の体験談をみて、救われたので参考になればと思います。
副作用は個人差があるので、誰にもどれくらいかはわからない。
この薬が、本当に効くのかどうかもわからない中で、つらい想いをします。
ただ、治療だけの時間にならないように、できる限り別の楽しみを作ることが必要なのかな、、と思ったりしています^^
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