抗がん剤治療中に美味しかったモノBEST5

抗がん剤

抗がん剤の治療中は、副作用で吐き気や味覚障害があり、「美味しさ」を感じ難かったりします。
でも、そんな中でも「美味しい」と思うモノはそれぞれにあるはずです!
いつもとは違う味覚なので、それは意外なモノかもしてません。

1.抗がん剤治療中の味覚

私が使用した抗がん剤はAP療法といって、ドキソルビシン、シスプラチンという2つの薬剤を混合したものです。3週間毎の投与を6回繰り返すという治療法です。

抗がん剤(AP療法)について


どちらも特有の副作用があるようで、私の場合は、倦怠感と吐き気があり、食欲がない状態が1週間ほど続いて、元に戻るという感じでした。ただ、回数を増す毎に症状がきつくなっていき、さらには味覚が鈍くなっていくという感じでした。

抗がん剤副作用について

4回目からは、なんだか水を飲むと吐き気がするという状況で、、食べ物の味が感じ難くなっていきました。回復までも時間がかかるようになり、月の半分くらいが何を食べても不味く感じるという状況で、もともと食べるのが大大大好きな私にとっては、とても苦痛でした。

2.抗がん剤治療中の食事

1人暮らしの私は、美味しいとあまり感じないながらも、食事を自分で作らないといけなかったので、抗がん剤投与前に、作り置きをしたり、冷凍食品を利用したりして、簡単に食べられる工夫をしていました。

特に冷凍煮込みうどんは、簡単で消化も良く、重宝しました(^▽^)/

治療中は副作用で骨髄抑制が起こるため、できるだけ生ものは避けていました。また、薬のせいで消化が鈍るので、消化に良い物を選んでいました。ただ、それ以外は結構食べたい物を食べていた気がします。

水が飲めないこと、ご飯の炊く匂いで気持ち悪くなることが、一番食事ではきつかったかな、、という感じです。

今思うと、味や匂いがはっきりしている物の方が、吐き気が少なかった気がします。不思議ですけど、妊婦さんと同じなのかもですね、、

3.抗がん剤治療中美味しかった食べ物BEST5

そんな状況でも、「あれ?意外とコレ美味しい」や、「コレがあって助かった!」みたいな物がいくつかあります。

あくまでも個人差があることですが、私が普段好きな物とは少し違っていたりもするので、再現性はないのですが、、

そんな独断と偏見のBEST5がこちら。

1位:りんご

これがなくては、生きれなかったといって過言でないほど、治療中の助けになった食べ物です。

吐き気が辛い日でも、これだけは食べることができました。ヨーグルトをかけてもGOOD!!で、栄養価も高く、口の中がさわやかになるし、本当に美味しいと感じた食べ物でした😋

ちなみに、私は元々りんごが一番好きな果物ではありませんでした。でも吐き気がきつい時でも食べられるりんごを毎日食べていたら、治療が終わった今でも毎日食べる一番消費量の多い食べ物へと昇格しました。お値段的にも他の果物に比べて、お手頃なのと、栄養バランスがいいのも嬉しいところです!

私は「ふじ」が好きですが、季節によっては手に入りにくい時もあるので、紅玉とかジョナゴールドも買ってました。でも、、歯ごたえがやっぱり「ふじ」だな、、と思います(笑)

2位:ガリガリ君ソーダ

赤城乳業株式会社が製造販売している「ガリガリ君ソーダ」が第2位です。

私が治療をしていたのは、2月から6月でしたが、気温が高くなるにつれ、副作用はひどく食欲がなくなっていきました。そんな中、救ってくれたのがこの「ガリガリ君ソーダ」です。水すら気持ちが悪くて飲めなかったので、水分補給に苦労していましたが、ガリガリ君のおかげで難を逃れることができました。

とにかく、さわやかで口の中がさっぱりします。そして冷たい刺激が、味覚が鈍るっているところに、ちょうど良い感じでした。スイーツというものがあまり食べられない中、至極のひと時を与えてくれていました。本当にあってよかった一品です!!

3位:カレーライス

まさかのカレーライスです。吐き気がして食欲がないと言いながら、これは食べることができました。

二日酔いの時にカレーが食べたくなる感じに近いかもしれません。なぜかあの匂いが、副作用で気持ちが悪いのに、食欲をそそりました(笑)。そして、普通に1食分ぺろりと食べることができました。

レトルトの種類が豊富なので、飽きることなく選べることや、副作用で食事を作るのが辛い時に、とても重宝しました。ちょっとご飯を炊くときの匂いが無理だったので、事前に冷凍ご飯を準備してましたが、カレーライスの偉大さを再認識しました。

自分が抗がん剤治療するまでは、まさかカレーライスが食べれるとは思っていなかったので、意外でしたが、味が濃いほうが、食べやすい気がします。お肉も野菜も炭水化物も食べられるカレーライスってすごい!!

4位:マクドナルド「サムライマック」

4位はマクドナルドのサムライマックです。これは副作用真っ最中の時ではなく、少し楽になりつつある時に食べて、「幸せ~」を感じた一品です。

なかなか食欲がでない中で、CMでサムライマックを見て、「食べてみたい」と思いマクドナルドへ買いに行きました。コロナ渦で骨髄抑制中の私は、店内で食べる勇気はなく、テイクアウトでしたが、めちゃくちゃ美味しかったです!

マクドナルド自体は元々好きですが、治療中に食べたいと思ったことはなかったのに、なぜかサムライマックは食べたくなり、ぺろりとたいらげてしまいました。治療が終わった今でも大好きです😋

5位:お好み焼き

最後は大阪といえばのオタフクソースをたっぷりかけた「お好み焼き」です。食事を作るのが苦痛な時に、とっても簡単で、消化にもいいのでよく作って食べていました。冷凍食品でもあるので、買い置きもできて助かります。

大阪人としては、お好み焼きは大好きですが、まさか抗がん剤治療中に食べたくなるとは思っていませんでした(笑)。でも味が濃いほうが、味覚が鈍っている中で食べやすく、元気もでる気がします。

豚肉は入れないことが多かった気がしますが、卵を入れていたのでタンパク質も取れているはずです。同じソースでも焼きそばではなく、お好み焼きが食べやすかったです。

4.まとめ:美味しいと思える物を無理なく食べる

抗がん剤治療中って、「病人食」みたいなイメージがあったのですが、自分が体験してみると意外な物が食べたくなるんだと実感しました。そういえば私の病院でも、抗がん剤治療中のメニューには、うどんどと一緒に、カレーライスやお好み焼きがラインナップされていました。最初は違和感があったのですが、自分がなってみると納得です(笑)

吐き気はあるものの、食べないとそれはそれで気持ち悪さが強くなるので、とにかく何でも美味しいと思える物をみつけて無理なく食べることが大事だと思います。それでも食欲がないのは仕方がないことだけど、「副作用はちゃんと抜けるから、その時にまた栄養つければいい」と焦らないことも重要ですね。

栄養バランスは後から考えたらいいと思うので、少しでも美味しい物が見つけられると、治療中でも幸せを感じられるかもです。やっぱり食事は無理するのではなく、楽しめるのが一番だと思います😋

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コメント

  1. Tyrell Lobdell より:

    Greetings! Very helpful advice within this post! It is the little changes which will make the most significant changes. Many thanks for sharing!

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